有限会社橋本組

小さな存在のライナーの役割は非常に大きなもの

 

建築資材の中に建築金物としてライナーがあります。
建築金物は建築で使われる金属製の素材の部材です。

 

この建築金物は
建物の構造部分や屋根、配管設備以外に使用されるものを指しています。

 

例えば、建築金物に当てはまる種類の中で
鉄やステンレスが素材となっている部材には
蝶番、釘、掛け金など多くの種類があります。

 

非常に多くの種類がある建築金物のひとつとして
ライナーという部材があります。

 

さまざまな場所で使用されるライナーについて

多くの種類がある建築金物のひとつとしてあるライナーですが
ライナーは機械などを床に対して水平に保つための
水平バランスを調整することを目的にして使用される建築金物です。

 

床との水平バランスを調整することはレベル調整とも言われます。
機械は機械据付のライナーの厚みなどを微妙に調整していく作業によって
水平を保ち安定させることができます。

 

機械据付に用いられるライナーはさまざまな厚み
形状の板を組み合わせていくことで水平バランスを微調整していきます。

 

機械据付ライナーの多くは
プラント事業や建築などに使われる精密な機械に利用されます。

 

このような場所で使われる機械据付ライナーに対するレベル調整では
精密な内容が要求されます。

 

素晴らしい性能や機能を持ち合わせている機械であっても
しっかりとした調整が行われていない場合では
その機械が持つ本来の性能が存分に発揮できない
機械そのものの寿命に影響が生じる可能性もあります。

 

このようなことから、機械据付ライナーは
非常に重要な役割を持っているものとなるのではないでしょうか。

 

多種多様なライナーについて

機械据付ライナーには、さまざまな種類やサイズがあります。

 

この中で、テーパーライナーと呼ばれるものは
通常のライナーとは異なり2枚1組のものをひとつとして使用されます。

 

このテーパーライナーは片面が斜めの形状であることから
重なっている部分を微妙にずらすことにより
水平バランスの微調整が出来るようになります。

 

テーパーライナーと似たようなライナーとして
チョークライナーというものがあります。

 

このチョークライナーは
チョークライナーと比較して一回り大きいサイズの平ライナーを1枚敷いて
平行にしてから2枚1組でチョークライナーを重ねることで水平にしていきます。

 

チョークライナーもテーパーライナー同様に
ライナーを複数枚で使用し面と面をずらすことによって
水平にするための微調整作業を行います。

 

テーパーライナーやチョークライナーは、2枚を1組として使用されますが
1枚で使用されるライナーもあります。

 

平ライナーというまっすぐの板状のライナー。
馬蹄型のライナー、穴の開いた穴あきライナー
ナット溶接が施されたライナーなど
さまざまな場所や用途に対応できる数多くのライナーがあります。

 

機械据付をするライナーは
精密機械や建築に利用される製品に使われることが多く
その汎用性が要求されます。

 

このようなことから、機械据付されるライナーには
多くの厚み、サイズ、形状のものがあるのではないでしょうか。

 

機械据付に使用されるライナーの種類が多くあることによって
さまざまな種類の機械に対して機械据付として対応することができ
その役割を果たすことができるのでしょう。

 

ライナーの材質について

機械据付に使用されるライナーですが
その素材はさまざまなものから作られています。

 

一般的にはライナーの材質はSS素材やボンデ鋼が使用されています。

 

しかし、機械据付ライナーとして使用される場所などによっては
サビが気になる場合にはステンレスを素材としたものが使用することもあります。

 

また、溶接作業や強度を求める場合には
特殊鋼素材のライナーを使用することもあるようです。

 

このように、機械据付ライナーは
使用場所や使用環境に適した素材のライナーが選ばれ使われていきます。

 

まとめ

建築金物のひとつであるライナーは
機械据付され、その機械の水平バランスを保つという大切な役割があります。

 

機械据付ライナーは
プラントや建築現場などに使用される精密機械などで活躍することが多く
その存在はあまり知られていないでしょう。

 

しかし、機械据付ライナーがしっかりと水平バランスを保つことで
その機械が持つ本来の能力を発揮し作業、工事などができるのはないでしょうか。

 

ライナーは、小さな存在ですが
その役割は非常に大きなものとなっているでしょう。