建築や外壁塗装をする際、足場が設置されます。
その分費用がプラスされるので、安く抑えたい人にとってはネックかもしれません。
ただ、設置しないと職人の安全性や仕上がりのクオリティーに影響します。
足場がなぜ必要なのか、事前に重要性を知っておくと良いでしょう。
足場の重要性
足場なしの建築、外壁塗装は考えられません。
足場があるからこそ品質の高い作業が完了すると考えましょう。
建築の際、部材を組み合わせてつくりあげていきます。
もし足場がなければどうなるでしょう。
作業員の姿勢が安定せずに、うまく組み立てられないおそれもあります。
また、外壁塗装にも言えることです。
塗り方の品質が低下しムラのある仕上がりになってしまいます。
きれいに安全に仕上げるためにも足場は必要と言えるでしょう。
足場の種類
足場には種類があり代表的なのがくさび式足場、枠組足場、単管足場、吊り足場、張り出し足場です。
くさび式足場は、ユニット化された部材をハンマーで打ち込んで組み立てられていきます。
特徴はハンマー1つで設置できることです。
めんどうな手間が省かれるために、仕上がりがスピーディーになります。
枠組み足場は布板と筋違いを組み合わせて設置されます。
ほかの足場に比べて強度が高いので、高層ビルなど高い建物にも使用されます。
また、部材が軽量であることも特徴です。扱いやすいので組み立て、解体時間が短縮できます。
単管足場は、単管と呼ばれる鉄のパイプが使われます。
板の上ではなくパイプの上で作業をするのも特徴です。
また、ほかの足場の部材に比べると、重さがあります。
吊り足場は、足場を設置できない場合に用いられます。
特徴は上から吊るして施工を進めていくこと…安定感が要です。
また、組立て等作業主任者の資格を所有しているかも求められます。
張り出し足場は壁つなぎで補強して組み立てられていきます。
こちらも足場が下から設置できない現場で用いられることが多いです。
足場の大まかな設置費用
できるだけ費用をリーズナブルに抑えたい人にとって気になるのが設置費用です。
一般的に1平方メートルで500円~800円くらいかかると思っておきましょう。
足場以外にネット費用もプラスされます。
ネットは周辺を汚さないために必須です。
ほとんどの現場で使われると考えておきましょう。
おおよその費用になりますが、30坪の範囲で18万円~22万円程度、
35坪で20万円~24万円程度、40坪で22万円~25万円程度です。
また、ネットの費用は1平方メートルで200円前後です。
1面だけというパターンもあり、この場合は5万円~10万円程度になります。
ただ、1部だけだと安全面に問題があるので注意が必要です。
見積り書をしっかりチェックしておくことも大切です。
有効期限や工事範囲、名称、数量、単価など記載されているので、1つ1つ内容を理解しておきましょう。
足場は、建築物や外壁塗装を安全に高品質に仕上げるために必要なステップです。
種類がいくつかあり、仕上がりがスピーディー、扱いやすい、
高い建築物に適しているなどそれぞれにメリットがあり現場に合わせて設置されていきます。
また、設置をする際は、相場や見積りをチェックしておくことも大切です。