ー機械据付工事 安全性を高めるためにはアンカーボルトを使用ー
産業機械についてはさまざまな大きさと重量のものがあり、それらは機械据付工事にて設置されます。
しかし、近年の頻発する地震をはじめ、予期せぬ事態により設置される機械にトラブルが生じることも少なくありません。
当社としても取り組んでいる機械据付工事+アンカー工事について、ご紹介させてください。
機械設備を設置しているのなら、こちらの記事に目を通しておくことをおすすめします。
機械据付とは
まず、機械据付について解説します。機械据付とは、機械設備を工場内(施設内外)に設置することを指します。
単に設置すれば作業完了ではありません。据付なので、動かないよう固定までが作業内容です。
機械設備については、分かりやすいところでいえば、業務用エアコン、工作機械、精密機械などのことで、これら機械設備は大きさもあれば重量物です。
その特性上、フォークリフトやクレーンなどの重機を用いて行うこともあります。
設置する機械が大型でも小型でも、1mm単位での微調整が求められることもあります。というのは、少しのズレでも機械が正しく稼働しないこともあるからです。
そのため、機械据付工事には綿密な計画が必要になり、どのような現場でも完璧な施工が求められます。
当然、機械据付工事にはスキルの高い作業者が活躍しています。
アンカー工事について
業界人でなくとも、アンカーボルトについて知っている方も多いでしょう。コンクリート構造物に、機器や耐震補強部材などをアンカー筋で据え付ける工事になります。
これらの機器、耐震補強部材などが十分に性能を発揮するためには、安全かつ確実で的確なアンカー施工が必要です。
建築分野では、削孔(下穴)と定着工(接着)をセットで「あと施工アンカー」と呼んでいます。
高強度が特徴のアンカーボルトは、さまざまな構造物の固定に使用されています。私たちの身近でいえば、自動販売機やフェンスなどの転倒を防ぐ目的で使用されるケースも多いです。
この自動販売機が機械設備と同じであるとイメージしてもらうと分かりやすいかもしれません。コンクリート基礎のうえに設置し、アンカーボルトで固定する工事にて転倒を防ぐという施工になります。
アンカーボルトを埋め込む工法について
アンカー工事にはいくつかの種類があります。たとえば、接着剤を充填したうえでアンカーボルトを挿入して固定させる接着系アンカーや、接着剤ではなく無収縮モルタルを充填して固定させる工法もあります。
先に紹介した「あと施行アンカー」は、既存のコンクリートに孔を開けて、アンカーを設置して固定する工法です。
なお、アンカーには簡易的な金属系アンカーとより強度の高い接着系アンカーがあります。機械設備の設置における安全性を高める工法を提案し、施工します。当社は、コンクリート工事に強みを持つため、アンカー工事も行うことが可能に。
固定した設備機械の試験も必要
機械据付+アンカー工事により転倒防止が期待できます。さらに、施工後にアンカーの設計荷重を満たしているかを引張試験で確認することも必要です。
大事故を起こさない工程をひとつひとつ、確かめて行います。
おわり
機械据付工事については、専門的知識と技術を持ち合わせる業者に依頼します。
安全性を高めるためには、ただ据え付けるのでは不十分。アンカーボルトを使用することが理想的です。
定期点検なども必要になるので、施工からアフターサポートまで、一貫して行なってくれるかどうか、ここもチェックしましょう。気になることがあれば、当社に問い合わせていただければ、すぐに対応いたします。
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