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建方とは?意味、鉄骨、建て入れ直しとの関係

 

建方(たてかた)とは、「現場で構造部材を組み立てること」です。

木造や鉄骨造(鋼構造)の建物は、構造部材を工場で製作し現場で組み立てます。

これが建方(たてかた)です。建方は、現在でも人の手により組立を行います。

今回は建方の意味、鉄骨造の建方、建て入れ直し、雨や風の日の建方について説明します。

 

 

建方とは?

建方(たてかた)とは、現場で構造部材を組み立てることです。

木造や鉄骨造(鋼構造)では、構造部材を工場で製作します。

その部材を現場に搬入し、職人さんたちが「現場で組み立て作業」を行います。

これが「建方(たてかた)」です。

似た用語に「建入れ」「建込み」「建入れ直し」があります。各用語の意味を下記に示します。

 

建入れ ⇒ 構造部材(柱など)の垂直の程度(垂直度)のこと

建込み ⇒ 構造部材を所定の位置に建て起こして、組み立てること

建入れ直し ⇒ 柱などの倒れや水平、垂直を矯正(修正)すること

 

上記は建方時に使う用語です。

建方の精度が悪いと、建物が垂直・水平に組み立てられません(建物が斜めにでき上ったら困りますね)。

所定の精度(管理許容差)になるよう建て入れ直しを行います。

 

 

鉄骨造の建方、雨や風の日の建方作業

鉄骨造は建方を行う前に、アンカーボルトの設置が必要です。

アンカーボルトの位置が、柱の位置を決めるため精度が求められます。

鉄骨造の現場作業の流れを下記に示します。

 

土工事 ⇒ 基礎・地業 ⇒ アンカーボルト埋め込み ⇒ 建て方(ボルトの仮締め、本締め)

 

仮締めとは、建方時には仮ボルトで構造部材を繋ぎ合わせることです。

また、風速10m/s以上の場合は、建方作業を中止するなどの規則があります。

 

 

建て入れ直しとは?

建て入れ直しとは、構造部材が所定の精度に納まるよう位置や角度を調整することです。

「建て入れ」とは、柱の垂直の程度です。一般的に柱は垂直に建っています。

建方は今でも人が行う作業です。どうしても柱が垂直でない場合や、誤差が生じます。

そのまま施工を進めて柱が傾いては大変です。

建方を進めると同時に、建て入れ直しを行い、所定の精度になるよう柱の角度、位置を調整します。

なお、建て入れ直しは建方が完了してから行うのではなく、建方の進行とともに行います。

建方が完了した後に建て入れ直しを行っても、誤差が大きく調整できないからです。

なるべく小区画に区切って建て入れ直しを行います。

 

 

建方と建て入れ直しの関係

建方を行うとき、一度で構造部材の位置が精度よく納まるとは限りません。

そこで、所定の精度に納まるよう構造部材の位置や角度を調整することを「建て入れ直し」といいます。

建て入れ直しは、構造部材を全て組み上げた後に行うと、修正箇所が多く難しいです。

 

 

建て入れ直しの道具とワイヤー

建て入れ直しに使う道具として、ワイヤーロープがあります。

倒壊防止用のワイヤーロープを建て入れ直しに用いて良いです。

ワイヤーを引張り、柱の垂直度を調整します。

ただし、本設のターンバックルブレースを建て入れ直しに使用することは不可です。

 

 

鉄骨建方の手順と建て入れ直し

鉄骨建方の手順と建て入れ直しの関係を下記に示します。

 

土工事 ⇒ 基礎・地業 ⇒ アンカーボルト埋め込み ⇒ 建方(ボルトの仮締め、本締め) ⇒ 建て入れ直し

 

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