据付工事とはどんな工事？工場に安全を届ける豊かな仕事を紹介

 

町工場や大型の工場設備は、施設の中にたくさんの特殊な機器が据付されています。
もちろん工場の内部に最初からこうした機器があったわけではありません。

 

実は機械の据付に関してのプロが工事を行い、安全に設置しているのです。
この記事では「据付工事」についてどんな工事か詳しく解説します。

 

据付工事とはどんなもの？

工場内には日常生活では目に入りにくい特殊で大きな機器がたくさん稼働しています。

 

例えば、織物を扱う紡績工場では水や糸を大量に扱う機器が稼働しています。
鋳物を扱う工場では火花を散らす特殊機器が大活躍をすることもあります。

 

このように工場にはその業務に必要な特殊機器が設置され、日々稼働しています。
しかし、当たり前ですがこれらの機器はある日突然工場に登場したわけではありません。

 

重さや幅などを緻密に計算し、機器の「据付工事」が行われた上で稼働しています。
では、据付工事とは具体的にどんな工事なのでしょうか。
据付工事とは次の4つの工程で行われています。

 

据付工事の工程について

「現地の調査」

現地の調査とは、機器が現地に問題なく据付可能かどうか
測定や耐震強度など細かく確認を行います。

 

また、意外と難しいのが機器の搬入です。
すでに稼働している工場に新たな機器を設置する場合には搬入が難しいことが多く
問題なく搬入できるかどうかも細かく測定しています。

 

「契約」

問題なく据付工事が行えると判明したら、工場側と据付工事の業者側とで契約を行います。
この段階で具体的な搬入の日程や周辺の道路整備などの行程も確定します。

 

「搬入」

この段階ではいよいよ機器を据付していきます。
工場内に搬入し、安全を確保しながら作業を進めます。

 

「稼働」

稼働とは、据付を完了した機器が実際に稼働をしても問題がないか、現場でしっかりと確認を行う作業です。
確認が終われば機器の引き渡しが終わりし、据付工事の全工程が完了です。

 

では、本来は工場側の私物である機器の据付を、なぜあえて専門業者が担っているのでしょうか。

 

機器据付を専門業者が担っている理由

工場内に搬入する機器は、小型のものもあれば、超大型の機器まであります。

 

据付を行うにあたっては工場内を調査し、専門知識を持ったプロが補強は必要か
設置のスペースに問題はないかなどとても細かく測定し、設置に関する立案を行う必要があります。

 

特に近年増加しているコンピューター制御が必要な機器は
わずかな測定のズレが据付のミスとなり、稼働できないリスクがあります。

 

機器の据付工事とはただ運搬を行って、その場に置くことではないのです。
高度な測定能力や据付能力がある業者に任せることで、安全に機器が稼働できます。

 

据付工事はテクニックも必要な仕事なので、現場を熟知した職人もたくさん従事しています。
国土交通省が管轄する建設業29業種の中にも据付工事が存在しており、非常に専門性の高い工事なのです。

 

また、機械据付工事とはその業務も多岐に渡っています。
例として挙げると、プラントの設備の据付工事や、運搬機器に関する据付工事
舞台装置なども据付工事の1つに該当します。

 

危機に関するあらゆる設置を網羅しているのです。
もちろん、こうしたダイナミックな規模の据付工事も魅力ですが
医療関係の機器や大型電子機器の据付工事なども需要が高い業務です。

 

これからも向上の安全な稼働を支えるために、据付工事は無くてはならない存在でしょう。

 

まとめ

この記事では据付工事とは一体どんな工事なのか、4つの工程を使って詳しく解説しました。

 

工場経営の方の場合、機器の新規設置にお悩みはありませんか。
もしも円滑な運搬・据付をご検討なら、実績豊富な据付工事業者へまずはお気軽にご相談ください。