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ー機械据付のプロセス改善で工期と品質を両立するコツー

まずは現状を見える化してムダとリスクを洗い出す

機械据付の改善は気合いや経験だけに頼ると続きません。最初にやるべきは現状の見える化です。着工から試運転までの流れを、搬入、仮置き、据付、芯出し、配線配管、復旧、試運転のように工程で区切り、誰が何をいつ判断しているかを書き出します。ここで大事なのは理想ではなく実際の動きに合わせることです。待ち時間が発生する場面、段取り替えで工具を探す場面、連絡待ちで手が止まる場面は、後で大きな改善ネタになります。安全面では、吊り作業や狭所などリスクの高いポイントも工程にひも付けておきます。

この段階でいきなり手順書を作り込むより、まずは現場の声を集めて、止まる理由を共通言語にするのが近道です。

工程ごとの標準時間と停止理由をそろえる

各工程の標準時間をざっくりでよいので決め、実績との差を比べます。差が出たら原因を一言で記録します。たとえば資材未着、図面不明、他工種待ち、天候、工具不足、段取り替えなどです。理由を固定の言葉にすると集計しやすく、改善の優先順位が見えてきます。個人の腕前の話にしないためにも、停止理由は人ではなく仕組みに寄せて書くのがコツです。

チェックポイントを前倒しして手戻りを減らす

据付で痛いのは後半で発覚する手戻りです。アンカー位置、基礎寸法、搬入経路の内寸、電源容量、配管接続口の向きなどは、工事の早い段階で確認できる項目に分解して前倒しします。写真を残し、関係者が同じ情報を見られる状態にすると、口頭だけの確認よりミスが減ります。確認のタイミングを工程表に組み込み、やったかどうかが一目で分かる形にすると効果が長続きします。

段取りを整えて現場の動きを止めない仕組みを作る

見える化で課題が分かったら、次は段取り改善です。機械据付は工具、治具、資材、図面、許可のどれかが欠けると一気に止まります。そこで作業前日に必要物をそろえる準備工程を明確にし、据付当日は手を動かす時間を最大化します。具体的には搬入計画、吊り具の点検、養生材の準備、測定器の校正確認、必要ボルト類の袋分け、図面の最新版確認を前日チェックに入れます。あわせて役割分担も決めます。合図者、玉掛け、誘導、監視、記録などを固定すると、判断がぶれにくく安全にも効きます。工具置き場を統一するだけでも効率は変わります。

段取りは一度整えて終わりではありません。現場で増えた手間は次回の準備側に移し、準備で潰せる問題を毎回減らしていく発想が重要です。

準備チェックリストを短くして運用しやすくする

チェックリストは長すぎると読まれません。まずは停止理由で多いものだけに絞り、十項目から始めます。たとえば図面最新版、搬入経路、電源、アンカー、吊り具、測定器、養生、資材数量、危険箇所共有、連絡先のように、止まりやすい要素を中心にします。運用のコツは、誰が見ても同じ判断になる言葉にすることと、完了の証拠を写真やサインで残すことです。

情報共有は一枚の段取り表にまとめる

朝礼で口頭共有だけだと抜けが出ます。工程の順番、開始予定、立入制限、他工種との干渉、必要な停止作業、合図者、緊急連絡先を一枚にまとめて掲示すると、途中参加の人も迷いません。変更が出たらその場で更新し、最新版がどれかを明確にします。紙でも電子でもよいので、情報の置き場を一つに決めるだけで連絡の往復が減ります。

改善を定着させるための振り返りと標準化の進め方

プロセス改善は一回の成功で終わらせると元に戻ります。定着の鍵は短い周期の振り返りです。工事が終わったら、良かった点、止まった点、ヒヤリとした点を十分でもいいので整理し、次回に持ち越す課題を三つに絞ります。全部を一気に直そうとすると手が回らず、結局何も変わらないからです。次に標準化です。標準化は分厚い手順書より、現場で使う道具に近い形が向いています。たとえば搬入時の合図の言葉、吊り点確認の手順、測定の順番、締付の確認方法など、失敗しやすいところだけを短い文章で決めます。最後に指標を持ちます。工期だけでなく、手戻り回数や停止時間も一緒に見ます。

改善の文化を作るには、責めない振り返りが欠かせません。人のミスとして片付けず、再発しない仕組みに落とし込むと、現場の協力が得られます。

振り返りは事実と対策をセットで残す

振り返りでは感想より事実を集めます。いつ、どの工程で、何が原因で、何分止まったかを残し、次はどうするかを一行で決めます。対策は担当と期限を決め、次回の準備チェックに組み込みます。こうすると改善が会話で終わらず、次の現場に引き継がれます。

小さな改善を横展開して全体最適にする

一つの現場で効いた工夫は他の現場にも広げると効果が積み上がります。たとえば工具の色分け、資材の袋分け、写真共有のルール、合図の統一などは横展開しやすい改善です。逆に設備ごとに条件が違う部分は無理に統一せず、共通部分だけを標準にします。共通と個別を分けて管理すると、使われる標準が育ち、据付の品質とスピードが安定していきます。

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