精密機器ドライバー
精密機器ドライバーの仕事内容やメリット・デメリットを紹介していきます。
ぜひ参考にしてみて下さい。
仕事内容
精密機器ドライバーの仕事を簡単にいえば、
工場機器や医療機器などの精密機器を輸送先までトラックで運搬すること。
通常のトラックドライバーとの大きな違いは「壊れやすく繊細な精密機器を運ぶこと」でしょう。
たとえば、精密機器ドライバーが運ぶ荷物として、レントゲン検査装置やMRI、
理化学機器や光学機器、ロボットや大型複合機などが挙げられます。
こういった精密機器は「振動」「衝撃」に弱く、注意深く運搬する必要があります。
精密機器を運ぶトラックにはエアーサスペンションがついており、
走行時の振動や衝撃から守ってくれます。
また超精密機器を運ぶ際は「温度」や「湿度」も管理しなければならず、
車両そのものに精密機器を運ぶ工夫が施されています。
精密機器ドライバーに必要な資格は「中型免許」あるいは「大型免許」です。
精密機器を運ぶのに特別な資格は必要ありませんが、輸送先で“分解・梱包・組み立て”を行います。
その場合、精密機器についてある程度の知識が必要です。
精密機器ドライバーに向いている人・向いていない人
向いている人
■運転移動が好きな人
精密機器ドライバーの仕事の大半は運転時間。
長時間の運転も苦痛ではない人に向いています。
また、精密機器を運ぶ先は毎日異なることが多いため、
いつも同じ道を走行するわけではありません。
初めての道でも臨機応変に対応できる人に向いています。
■安全かつ慎重な運転ができる人
精密機器を運ぶため、振動や衝撃はNGです。
エアーサスペンションがついていても慎重に運転する必要があります。
荷物を輸送するドライバーの最もしてはいけないことが「荷物の破損」です。
精密機器は繊細です。できるだけ振動や衝撃を与えないよう、
危険予測をして慎重な運転を心がけなければなりません。
向いていない人
■運転が荒い人
運転が荒い人は精密機器ドライバーには向いていません。
普段からスピードを出したり、急ブレーキを踏んだりする人は、
輸送時に精密機器に衝撃を与えてしまう可能性があります。
精密機器ドライバーはどちらかといえばノロノロ運転です。
もちろん配送先に遅れてはなりませんが、
間に合わないからとスピードを出しては事故や破損のもとです。
■人付き合いが苦手な人
ドライバーはあまり人と関わらないのでは?と思うでしょうか。
精密機器ドライバーの搬送先は、工場や病院、事務所や店舗などさまざまです。
さまざまな職種が顧客であり、積み込み先や
配送先で失礼のないようにしなければなりません。
また精密機器という高価で繊細なものを
預かる仕事ですから、信用のないドライバーには任せられません。
挨拶などをしっかりとおこない、感じの良い印象を与えるようにしましょう。
精密機器ドライバーのメリット・デメリット
メリット
■くらしに重要な役割を果たす機器を運べる
精密機器ドライバーとしてのやりがいは、
やはり“くらしに重要な役割を果たす機器などを、
自分が運搬している”ことではないでしょうか。
医療機器などの精密機器はすべての人の暮らしに欠かせないものです。
それを運搬する精密機器ドライバーがいるからこそだと考えたとき、
やりがいを感じるドライバーは多いようです。
■まだ行ったことがない場所にも行ける
精密機器ドライバーが向かう積み込み先や輸送先はいつも同じではありません。
普段自分では行かない場所や通らない道など、
道を覚えるのが好きな人にとっては仕事の楽しみでもあるでしょう。
ただ、精密機器ドライバーは振動や衝撃がないよう、
事故には細心の注意を払わなければなりません。
初めのころはそんな余裕はないかもしれませんが、
慣れてくると景色を楽しむ余裕くらいは生まれるはずです。
デメリット
■振動や衝撃に神経を使う
精密機器ドライバーが絶対にやってはいけないのは、運搬中の事故です。
いくらエアーサスペンションのついた
トラックとはいえ、事故の衝撃には耐えられません。
精密機器は少しのショックで壊れてしまうこともありますので、
積み込みから運搬中、搬入まで気が抜けません。
勤務中は集中力と神経を使うため、慣れるまでは
体力的にも精神的にも疲弊してしまうことがあるようです。
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