最新の足場種類-外壁塗装編-
最新の足場種類-外壁塗装編-
一口に“足場”といっても、その種類はさまざま。
どの足場を選ぶかによって、かかる費用も、
足場を建てたり外したりするのにかかる時間も違います。
気になるのは“どの種類の足場を選べばいいのか”でしょう。
今回は、「外壁塗装の足場」に焦点をしぼって、
選ぶべき足場の種類をご紹介してまいきます。
塗装工事にオススメの足場種類
ここでは、外壁塗装工事に用いられる足場をオススメ順で紹介します。
参考にしてみてください。
くさび(ビケ)足場
住まいの改修工事等によく用いられる。
足場を建てるのにかかる工事期間が短くて済み、安全性が高い。
■メリット
・住宅用の足場の中では、一番作業がしやすい
・設置の工期が短い
・安全性が高い
■デメリット
・場所によっては、設置できないことがある
・設置時にハンマーで叩いて固定するため、騒音が発生する
わく組足場
足場を高く組むことができるため、大規模修繕に用いられることが多い。
■メリット
・高く組むことができるため、高層階の建物にも対応可
・安全性が高い
■デメリット
・部材が大きいため、搬入経路や資材置き場等が広い必要がある
単管ブラケット足場
単管に足をのせる板をボルトで固定した足場。
単管足場より安全性が高い。
■メリット
・単管足場より安全性が高い
■デメリット
・設置の工期が長い
・ボルトが緩むと、揺れやすくなる
単管足場
鉄パイプを組み合わせて建てる足場。
職人はパイプ2本の上に乗って作業にあたることになるため、
非常に危険で安全性は低い。
■メリット
・あらゆる建物の形状に対応できる
・狭い場所にも設置できる
■デメリット
・2本のパイプの上に乗るため、非常に不安定
・塗料缶や刷毛を足場の上に置くことができないため、
常に片手が塞がった状態になってしまう。
外壁塗装工事において、現在、主流の足場は「くさび(ビケ)足場」です。
くさび(ビケ)足場が選ばれるポイントは、
組み立てや解体に時間がかからないこと、そして安全性の高さです。
また、単管足場や単管ブラケット足場と比べて、揺れが少なく、
職人が安定して作業ができるので、工事品質を担保するうえでも、有効な足場といえます。
消費者も押さえておくべき「2つの足場の常識」
消費者にとっても、“足場の安全性”は重要!
もしかすると、「多少、危険性の高い足場をつかっていても、
塗装工事さえきちんとやってくれればいい」
と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、
万が一事故が起こってしまったときのことを考えてみてください。
工事が中断するなどの物理的な問題が生じるだけでなく、
職人が大きなケガをしたとなれば精神的な被害をこうむることにもなりかねません。
塗装工事を含む建設業における「墜落・転落」による死傷災害は5,184件、
うち死亡災害は134件にものぼり(厚生労働省の労働災害統計|平成28年)、
事故の発生は、決して他人事ではないのです。
安全性の高い足場を選ぶだけで、
墜落・転落の発生率を大きく下げることができることは間違いありません。
ぜひ、足場を選ぶ際には「安全性」という観点も忘れないでおきましょう。
足場の組み立てには、国家資格が必要
足場の組み立てには、『足場の組立て等作業主任者』
という国家資格をもった人材を設置することが義務づけられています。
また、足場を組み立てる作業員は全員、特別教育を受講する必要があります。
そのため、塗装業者のなかには、自分たちで足場は組まず、
足場の組み立てだけ専門の足場業者に協力を依頼するケースも少なくありません。
消費者が、足場の国家資格について詳細に把握しておく必要はありませんが、
「足場の組み立てには国家資格が必要」
「足場足場は別の協力業者が対応することも少なくない」といった情報は、
業者選び、足場設置時に業者とコミュニケーションをとる際などに
役立つことも少なくないため、ぜひ頭に入れておきましょう。
まとめ
足場の種類、およびオススメの足場についてご紹介いたしましたが、
いかがでしたでしょうか。
外壁塗装工事の場合は、足場の種類に迷ったら
「くさび(ビケ)足場」を選んでおけば、まず間違いないです。
ご紹介した情報はどれも、足場を選ぶときの手がかりとなる内容となっておりますので、
足場を選ぶ際には、ぜひ参考にして下さい。
三重県の足場・機械移設・解体・鉄骨工事は有限会社橋本組にお任せ下さい。
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