適切な基礎工事を行って、安全な機械据付工事を実現しよう
大型機械を設置するにあたっては、据付のための基礎工事を重点的に行うことが必要です。ここでは、我々にとって身近な存在である自動販売機の機械据付の例を取り上げて、機械を設置するうえでの機械据付工事の基礎知識をお伝えしましょう。
自動販売機の機械据付工事におけるポイント
機械据付工事と聞くと、日常生活とはあまり関係のない工事であるというイメージを抱く人もいるかもしれません。しかしながら、日常生活で目にする機会が多い機械類を設置するにあたっても、慎重に基礎工事を施工したうえで、安全に機械据付の工事が行われています。
例えば、街角にもよく見かける自動販売機の機械据付においては、JIS規格の「自動販売機の据付基準」に則って、設置されています。
機械据付においては、まず機械を設置する地盤(基礎)の状態を確認するための作業が行われます。基礎の確認作業を怠ってしまうと、機械の安定性が保たれず、場合によっては転倒してしまう危険性もあるため、基礎の確認は丁寧に進める必要があります。また、設置後に適切に機械が作動するのか確認する作業を丁寧に行って、細かな調整を行うことも重要です。
強度を維持する工事
自動販売機を設置する基礎がコンクリートの場合、四隅にアンカーで自販機を直接固定して機械据付をするのが一般的です。アンカーボルトだけでなく、金属製のプレートを使って、高い強度を維持するための工事が行われます。
屋外に設置する自動販売機は、強い風雨に晒される環境下にあります。場合によっては、地震によって大きな揺れが生じたり、車が衝突するといった事故が発生したりする可能性もああります。そのため転倒を未然に防ぐために、しっかりとした強度のある機械据付工事をすることが重要です。
基礎がアスファルト面の場合には、コンクリートとは違う方法で機械据付をします。アスファルトは、一見固さがあるように見えますが、気温が上昇すると、柔らかくなってしまうという性質を帯びています。そのため、夏場になると高温になる屋外のアスファルト面に自動販売機を機械据付するにあたっては、アンカーボルトでの固定は適していません。アスファルトにアンカー金具を設置するのではなく、まず安定した基礎を作るために、コンクリートブロックの設置作業を行います。
基本的には、コンクリートブロックを複数枚重ねることによって、強度を高める方法が取られます。使用する枚数については、自動販売機の大きさや、設置する場所、周辺状況等を加味したうえで調整します。
屋内での機械据付作業
屋外での自動販売機の機械据付については、以上のような方法が一般的ですが、屋内での設置についてはどのような対処が必要なのでしょうか。インドアに設置する場合、精度の高い転倒防止板を設置したうえで、自動販売機本体の機械据付作業を行います。
自動販売機の転倒防止板は、スキー状鉄板とも呼ばれ、スキー板のように長細い形状をしているのが特徴です。転倒防止板を設置する際の基礎的な知識として知っておきたいのが、板を自動販売機よりも前に飛び出す設置するという点です。前方に設置することで、自動販売機が前倒れしてしまうのを防止できるようになっています。
おわりに
機械据付においては、安全性を高めるために、基礎工事を慎重に行うことが重要です。日常生活で利用する機会が多い自動販売機から、工場内で稼働する精度の高い工作機械まで、多様な種類の機械据付において、基礎工事が徹底して実施されています。
自動販売機の設置においては、設置する地面の状態を確認したうえで、コンクリートの場合は直接アンカーを固定する方法、アスファルトであればコンクリートブロックを設置してから自販機を設置する方法を用いることが多いです。
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