ー枠組み足場とは?使われる部材や別の足場との違いなどを徹底解説ー
最も多く使用される足場の組み方に、枠組み足場があります。
強度が高く、騒音被害も少ない枠組み足場ですが、具体的にはどのような特徴があるのでしょうか。
また、枠組み足場で使われる部材や他の足場との違いを知っておくと、施工の際に役立ちますよね。
そこで今回は、枠組み足場の特徴や使用される部材などを解説していきます。
足場の知識を身につけたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
枠組み足場とは?
枠組み足場とは、ジャッキや筋交い、鋼製布板などの部材を使用して組み立てる仮設足場です。
耐久性に優れ、安全性が高い足場として多くの現場で採用されています。
手すりやメッシュシートなどの設置が、落下防止のために規格によって義務づけられていることも特徴です。
また、ハンマーを使用せずにボルトや釘などを使用して組み立てるため、騒音になりません。
枠組み足場は、1952年にビティスキャホード社から輸入したことにちなんで、「ビティ足場」とも呼ばれています。
枠組み足場の特徴
枠組み足場の特徴としては、以下のような点が挙げられます。
・強度と耐久性がある
・騒音が少ない
・地上から45mの高さまで組み立て可能
・組み立てや解体が簡単
枠組み足場は、多くの現場で使用される最も一般的な足場です。
強度と耐久性があるため、安全性においても非常に優秀で、厚い信頼があります。
そのため、地上から45mもの高さまで組み立てることができ、高層階などの工事も可能です。
また、一般的には組み立てや解体のルールも同じであるため、施工も簡単です。
枠組み足場に使われる部材
枠組み足場に使われる主な部材は以下の通りです。
建枠:枠組足場の基礎。門型の支柱。
ジャッキベース:最下部に設置する部材。高さを調節できる。
筋交い:柱と柱の間に、斜めに入れて足場を補強する部材。
鋼製布板:足場の通路として使う部材。
ジョイント:建枠同志を連結させるための、繋ぎ目に使う道具。
アームロック:ジョイント部分を固定する取り付け金具。
手すり:職人が落ちないようにするための手すり。
壁つなぎ:足場の崩れや変形を防ぐために、壁と足場を繋いで固定する部材。
メッシュシート:職人や工具の落下を防ぐためのシート。また、塗料などの飛散防止策。
枠組み足場には、このような部材を使用して、安全に作業ができるように強度の高い足場を組み立てます。
また、枠組み足場には二つの異なる規格があり、製品によってサイズが違います。
規格の違う部材同士は併用できないため、注意が必要です。
枠組み足場以外の足場の種類
足場には、枠組み足場を除いてさまざまな種類の足場が存在します。
枠組み足場との違いとともに、それぞれの足場の特徴を解説していきます。
単管足場
単管とは、鉄パイプのことをいいます。
鉄パイプと、連結させるための金具であるクランプで足場を組むのが、単管足場です。
枠組み足場とは違い、足場の床がないため、危険度も高いといえるでしょう。
ただし、費用が安いというメリットや、狭い場所でも自由度の高い組み立てができるため、集合住宅などの密集地では役に立ちます。
くさび式足場
くさび式足場は、ハンマーで金具(くさび)を打ち込むことで組み立てが可能な足場です。
ハンマーを使わずに組み立てる枠組み足場とは真逆の組み立て方になりますが、耐久性は高く、強度もしっかりしています。
また、解体も簡単なため、短期間の工事で採用されることの多い足場です。
スペースを必要とするため、狭い場所での組み立てはできません。
吊り足場
吊り足場は、上から足場を吊り下げる方式の足場です。
組み立てには落下の危険があり、慎重に工事をする必要があります。
枠組み足場や他の足場とは違い、地上から足場を組み立てられない橋などの工事に採用される足場です。
まとめ
枠組み足場は、建枠や鉄ジャッキ、筋交いなどを使用して組み立てられる足場です。
耐久性に優れ、騒音被害も少なく、安全に作業ができる足場であり、非常に多くの建設現場で採用されています。
現場での枠組み足場の組み立て作業に、少しでもこの記事が役に立ったら幸いです。
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